韓龍からのお知らせ

今朝方、ある生徒さんから北朝鮮による
韓国延坪島(ヨンピョンド)への攻撃について
「大丈夫なんですか？どういうことなんですか？」
というメールをいただきました。

死者が出たり、民家が燃えたりしている限り
大丈夫なことではないと思います。

韓国をはじめ、アメリカ、中国、日本など
諸外国は北朝鮮にどのような態度をとるべきか、
緊急に考えているし、調整を進めていると思います。

それによって北朝鮮がどういう態度に出るか、
それは誰にも分からないのです。


緊急事態ではあるのは確かです。


私たちが忘れてはいけないことは、
このブロフにもたびたび書いていますが、
1950年6月25日から起こった朝鮮戦争は、
今から57年前に「休戦」したものの、
まだ終わってはいない、ということ。


最近、戦場カメラマンの渡部陽一さんが
テレビで活躍していますが、渡部さんは
写真を通じて、戦争の悲惨さ、戦争で
犠牲になっている人たちの姿を日本の
人たちに訴えています。

世界では戦争をしている国が今もあると
いう事実を、私たちは、映画やドラマ、
ゲームのようなバーチャルな世界と
混同してはいけないと思います。


海を隔てた韓半島でそういう状態だから
日本は軍備を整えなければいけないという
考えと、いや、日本には「戦争放棄」を
決めた憲法第９条があるのだからそれを
貫くべきだという考えが日本国内でも
対立しています。

あなたはどう思います？


国の決定は、自分の考えと違うことに
なってしまうかもしれません。

だから決定してしまう前に私たちは真剣に
考えないと・・・


韓流をきっかけに、韓半島のことに関心を
持つ人が増えることは嬉しいです。
歴史ドラマや南北問題をテーマにしたドラマを
楽しむ方が増えることも嬉しいです。

脚本はフィクションだけれど、その背景に
ある南北間の問題は現実なんです。

韓流スターが兵役で芸能活動を休むけど、
兵役は訓練ではなく、戦争が起きたら
前線で敵と闘い、国民を守る「仕事」を
しているんです。


歴史ドラマでも描かれているように、
韓半島は、中国と日本の間にあり、
旧ソ連とアメリカの間にあり、犠牲を
強いられてきた場所です。

朝鮮戦争は米ソの対立から起きています。

日本が韓半島を侵略しなければ、真珠湾
攻撃をしなければ、韓半島は分断され
なかったかもしれない。

歴史は続いています。私たちは未来に
どんな歴史を残しますか？